成長率

バブル期の消費者金融業界

国内のバブル絶頂期、消費者金融業界も新規利用者への湯私学が高い伸びしろを
記録しました。活発な経済循環の恩恵を受けた庶民の金銭感覚は麻痺し、旺盛な
財テク資金需要や手軽なキャッシング利用を背景に、クレジット産業を上回る成
長率を示していたのです。

しかしその後、消費者金融全体の新規融資額の成長率は徐々に鈍化し、93年に
爆発的なヒットとなる無人契約機の登場を待つしかありませんでした。

実際、消費者金融部門のうち銀行の定期預金担保貸付、郵貯預金貸付、質屋の動
産担保貸付を除く、純然たる個人ローンの新規融資額を見ると、90年を境に大
幅に減少しています。つまり、1986年〜1990年の間は驚異的な伸びを示
したものの、1991年以降は減少に転じたわけです。

これの要因は、バブル崩壊以降の株価の暴落、地価の下落による信用収縮などに
よる財布の締め付けが関係してきます。

無人契約機の登場

1993年に登場した無人契約機の登場で、消費者金融業界は一気に業績を伸ば
すこととなります。当初、アコムが投入した無人契約機に対して、他の消費者金
融は疑義的な見方をしていたものの、爆発的なヒットとみるや、他の金融業者も
次々と参入していきました。

そして無人契約機が登場してからわずか3年ほどの期間で、新規顧客が倍増した
というのですから、無人契約機の効果は絶大でした。また、それ以外でもテレビ
CMや大手消費者金融の株式公開などによって、業界のイメージアップが奏功し
たことも大きな成長率に関係していると思われます。

当時、無担保による小口融資を主業とする消費者向け無担保金融会社は、武富士
、アコム、プロミス、レイク、三洋信販などですが、消費者金融全体の総融資額
の大部分をこの大手5社が占めていたという事実も見逃せない点です。

大手消費者金融

大手

かつて、大手と呼ばれていた消費者金融の殆どが今や銀行と提携して資本傘下となっています。個人ローンのノウハウが欲しい銀行と、銀行の看板と信用が欲しい消費者金融の思惑が一致した結果といえるでしょう。それと、過払い金請求や上限金利引き下げによって、体力が大幅に弱っていた消費者金融が銀行傘下に入ることで、苦境を乗り切ろうとしたのも理由の一つです。


女性ローン

女性

バブル期における消費者金融の利用層は、殆どが男性でした。当時はまだネットもなく、無人契約機もない時代でしたので、お金を借りるためには店舗窓口へ行く必要があったのです。世間体を気にする女性は、いくらお金に困っていたとしても、なかなかそういった場へは行けないものです。しかし、その後無人契約機やネットの普及によって、簡単に申し込みができるようになったことで、女性の利用者が一気に増加しています。今や総利用者数の4割程度が女性だと言われているくらいです。各金融業者も女性をターゲットにしたレディースローンを取り扱っていますので、今後ますます成長していくことが予想されます。


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